エクスチーム

"メンバー全員フリーランス"管理工数の削減と信頼関係を築くためにエクスチームを有効活用

株式会社リアボルド 代表取締役 稲葉 博之 様
嘉山 洋輔 様/田代 陽香 様/井上 淳 様/内藤 愛 様

最初にリアボルド社について教えてください

(稲葉さん)
私は元々個人事業主としてフリーで仕事をしていました。そして、2019年の6月にリアボルドを設立しました。 主な事業は営業支援をしている会社です。 営業支援の中でも、クライアント企業様のニーズが大きい、新規のアポイント獲得~商談を中心に支援しています。

会社の特徴は、全員がフリーランスとして働いている会社です。 全部で10人以上いるのですが、フルタイムで働いている人もいれば、週1回午前中だけという人、学生さんも関わってくれていて、幅広く、どんな方でもチャレンジできる会社です。 実はほとんどの人が営業未経験でジョインしてもらっています。
完全フルリモートで働いているので、場所も関係ありません。一番遠いところでは秋田に住んでいる方にジョインしてもらっています。

何故雇用ではなく、全員フリーランスなのでしょうか

(稲葉さん)
今の時代、正社員になれば一生安泰とか、会社が守ってくれるといったことはどんどん薄れていると思っています。 コロナ禍で、正社員でもリストラ対象になってしまうニュースを聞きますが、正社員だから良いという感覚は少なくなりました。
私の経験としても、自分の責任で、自分の時間を使って、自分の裁量で仕事を進めていくのは、面白いと思っています。 社員の場合、自分がやりたくなくても、会社から求められることをやらなければいけないこともあるけど、私がフリーになってからは、 自分の決断で物事を判断して進められるようになったので、その働き方がとても自分としては合っていました。

人によって、働く理由や希望する働き方が違うというのも感じています。 週1回だけ働きたい人もいれば、フルタイムで働きたい人もいる。 力をつけたい人、どこの場所にいても仕事がしたいというニーズがあり、そういった色んなニーズを組み合わせられると思ったので、フリーランスとして関わってもらっています。

メンバーの皆さん、それぞれ入社のきっかけを教えてください

(田代さん)
私は元々エステの仕事をしていました。家庭の事情もあり、仕事の時間を融通効かせたいと思っていた時に、未経験でも大丈夫とお誘いをもらいました。
パソコンすらまともに操作できない状態から一つ一つ教えてもらって、これなら私もやっていけかもしれないと思い、参画させていただきました。

(井上さん)
私は27歳で上京して、最初の仕事が営業だったのですが、あまりうまくいかず、自分に営業は向いていないと思っていました。 その後別の会社で、営業ではない仕事をしていたのですが、サラリーマンとして少し悶々としていた時期に、嘉山さんに声をかけてもらい、もう一度営業をやることを決めました。
リアボルドは、環境が良いと思います。いつでも相談できたり、声をかけてもらったりの環境があるので、もう一度勉強をさせて頂いていて、自分にとてもあっています。

(内藤さん)
美容業界で10年間トータルビューティーをやっていて、新たなキャリアを積みたいと思っていた時に、稲葉さんと出会い参画を決めました。 営業はテレアポなど良いイメージが無く、なるべく避けたいと思っていました。 ただ、具体的な仕事内容を聞いて、これからの仕事に必要な経験と思いましたし、リモートでも仕事ができるという点で、私にもできると思いました。 今は、今後のためにも参画して良かったと感じています。
私もパソコンが全く触れないレベルで入ったので、最初はカチカチ音を立ててしまって、よく注意されました。笑

フリーランスならではのメリットを教えてください

(稲葉さん)
一人一人にやりたいことがあって、働ける条件も違うので、フリーランスとして業務委託で関わってもらうのが一番適していると思っています。
雇用だと、ここまで働いて欲しいとか、それをやってもらうために管理しなければいけないと思いますが、今は、個人がどこまでやりたいかや、その人の働ける環境に応じて、 自己責任で仕事をしてもらっているので、その点は雇用と大きく違います。
営業だからといって、数字ばかりのコミュニケーションになることや、評価ばかり気にするのではなく、自分のやりたいことや、できることが異なっていても、うまく連携できていると感じています。

デメリットとしては、一人一人働く動機やバックグラウンドが違うので、自分が伝えたことも、少し伝わり方が人によって違うということでしょうか。 なので、細かく説明しなくても大丈夫という感覚でコミュニケーションするのではなく、そのことを意識して、微妙なズレを生まないように、コミュニケーションを心がけています。

フリーランスの皆さんは、雇用ではなく、フリーランスとして働くことをどうとらえていますか

(嘉山さん)
最初は拘束されたくない、自分の時間が欲しかったという想いが強かった。話を聞きたいと思った人にすぐに会いにいくことができないのは嫌じゃないですか。
それは社員でもできると思うけど、私が働いていた環境はたまたまそういう環境ではなかったです。 自由という意味では、社員でも自由にしている人もいるし、社員もフリーランスもそんなに拘わりはないです。
フリーランスになって、最初は会社の肩書も使えないし、個人の看板だけで戦う必要があったのですが、逆によいなと思いました。 ファインプレーをしたら、自分の看板の価値も上がるし、ダメだったら下がるし、そのことをストレートに楽しんでいる感覚です。

(内藤さん)
美容の仕事をしていた時はメーカーで働いていたのですが、企業のブランドに守られていたと思います。 数字に追われ、日々大変なことも多かったですが、フリーになってからは、本当に自己責任で、何か1つでも失敗すると、 今まで積み上げてきた関係が無くなってしまうなど、自分の一つ一つの行動が大切だと強く感じるようになりました。

(田代さん)
私は、美容師や、脱毛サロンといった複数の仕事をしていたのですが、その会社を辞めてしまうと、ゼロになってしまうという感覚がありました。 会社の中での成長はあるのですが、自分自身が成長している感覚は薄かったです。
フリーになってからは、本当に自分の成長につながっているし、つながることを選択できる。 またそれを応援してくれる環境があって、会社に守ってもらうため、雇用にこだわらなくてもいいかなと思うようになりました。

(井上さん)
フリーランスは頑張れば頑張った分だけ稼げるというのが魅力と思っていました。 もちろんそれもあるのですが、親身になって、人のためになることをやればお金は後からついてくる。 それを実現している人たちが周りにいるので、大事な事を身近で学べるということが嬉しいです。

会社に守られていない。自己責任という言葉が多いですが、フリーランスになってネガティブに思うことはありますか

(嘉山さん)
ジェットコースターのように日々変化することや、実際無収入の期間もあったので、そういった意味では怖い部分はありますね。 ただ、それを怖いと思っても何も変わらないので、楽しむ胆力はつきました。実際に、コロナで景気が悪くなっても、環境のせいにすることは無く、何とかするしかないってスタンスで考えています。 フリーランスになって、結果自律性が高まったということだと思います。

リアボルド社は、全員フリーランスなのに、会社のようなつながりを感じます。何か工夫されているのでしょうか

(稲葉さん)
そうですね。会社とフリーランスの間のような存在かもしれません。私自身3年ぐらいフリーランスをやっていましたが、すごく孤独を感じていました。 複数で仕事をすることはあっても、パートナーや同志とも違う。もっと強いつながりをもって一緒に働けないかと思っていました。その時に嘉山さんと出会って、同じ考えを持っていたので、意気投合しました。

嘉山さんとは、チームで仕事ができる環境を創りたいですねと話していて、1つのことにみんなで協力し合って、情報共有したり、フィードバックしたりとそういうことを大切にする組織を目指しました。 縛る目的は無いのですが、働いている人たちでフィードバックを受けやすいように、働く時間をある程度合わせていたり、意図して定期的にみんなで集まる機会を作ったりしています。 仕事以外でも、集まる機会を設けたりしています。

(嘉山さん)
理想はプロスポーツチームです。個人毎に好きなことをやるのではなく、同じ目的を持って、その中で個人の裁量で働く。 ただ、結果がでなかったからといって、契約解除になるというほどドライでもない。結果がでない場合、どうしたら結果がでるかということを、サポートしながらやっています。 そういった意味では、能力というよりも、やる気を重視しているというのもリアボルドの特徴です。

(稲葉さん)
営業という仕事は、結果が全てという考え方が普通だと思います。そういうシビアな環境でずっと働いていましたが、私の想いとしては、もっと優しい世界であってほしいと思っています。 結果がでなかったら契約終了ということも経験しましたが、自分が嫌な想いをしたことを、私はやりたくないと思っています。

誰にでも得意、不得意があるから、よいところを引き上げて、結果がでるまで時間がかかるかもしれないですが、それを信じて待つことを私はしたいと思っています。

エクスチームを導入する前に感じていた課題を教えてください

(稲葉さん)
一言でいうと管理が大変でした。契約書はフォーマット化したものがあるのですが、契約内容は人によって違うので、それぞれ個別に契約書を作成し、間違っていないか確認しながらメールで送っていました。 メールで送っていると、何か見返す必要があったときにメールを探す必要があるので、これが結構面倒でした。

なので、契約書と請求書を一緒の場所で管理しようと思ったのですが、それをどのように構築すれば良いのか、人がこれから増えてきたときに、ただ、一か所にまとめるだけでよいのか、そのあたりに課題を感じていました。

エクスチームのことを知ってどういった印象を持ちましたか

(稲葉さん)
今私達が仕事をしているフローにすごくフィットするサービスだと感じました。 世の中にどういったツールがあるかよく分かっていなかったので、皆さんとの契約内容を双方に確認ができ、状況を可視化できるサービスがあるのは、 時代の流れもあるかもしれないですが、このようなクラウドサービスがあることに衝撃でした。

フリーランスで働いている皆さんとは、契約トラブルになったことは無いのですが、お互いにとって何かあったときのために、やはりエビデンスを残す必要があると思っていました。 締めるところをしっかりすることが、お互いの信頼関係につながると考えています。 前にいた職場では、エクセルに領収書を貼り付けて提出していたのですが、それが当たり前と思っていたので、今考えると非効率なことをしていたと思います。

フリーランス側としてエクスチームを使っての感想を教えてください

(嘉山さん)
私は業務委託契約する会社が増えていたので、毎月請求書を出す作業が億劫でした。 エクセルファイルなどで金額を入力したりするのですが、間違えることもあるし、その月の25日ぐらいになると、気を効かせてくれて、請求書を忘れないようにメールをもらうのですが、 それも月末まで毎日のようにメールがくるので、催促されているようで嫌でした。 エクスチームを最初に見た時は、自分でエクセル管理しなくても、画面を見て、確認してコメント入力してと、最小の手間で請求書が作成できるのはとても楽で良いなと思いました。

(井上さん)
請求書をメールでやり取りしていたものが無くなったのは率直に良かったと思っています。 エクスチームだと、管理者側の作業が見えないのでその点少し不安になることがあります。 また、月に1回の作業になるので、1ヶ月たって、操作を忘れてしまうといったことがあるので、このあたりの使いやすさやフォロー機能があると嬉しいと思っています。

リアボルド社の今後の展望について教えてください

(稲葉さん)
リアボルド社はご縁を大事にしている会社なので、営業支援だけではなく、色んな分野で関わっていきたいと思っています。

楽しいことを、楽しい仲間と、楽しみながらやっていきたいと思っていて、その延長には、営業支援だけでなく、色んなシナジーを生み出したいです。 短期的なところでは、クライアントさんの期待に応えることで、対応する幅も増やしていきます。最初はアポ獲得だけでも、社員の営業教育に関わったり、マーケティング要素を入れていったりしていきたいです。 そうなってくると、自分ひとりでは、対応できないので、働く仲間として、新しいスキルを持った人と一緒に仕事できるので、そういう形でつながりを広げていけたらと考えています。

もう一つは、リアボルド社のこだわりでもある、未経験から始められる営業ということで、未経験者にとって働きやすい環境を整えていきたいです。 主婦の方で時間に制約がある方でも、限られた時間で働けるように、また、未経験から営業を経験してみて、自分のやりたい事が明確になるといった、そういった経験に関われることも嬉しいです。

(嘉山さん)
一言でいうと、「好きなことを好きな仲間と一緒にやる」以上です。 世の中色んな分野があって、リアボルドのプロジェクトも色んな分野に広がっていますが、それぞれの分野で課題があるので、やることや面白いことは沢山あるかなと思っています。 だから、何か限定するのではなく、色んなことに関わりを持っていきたいと思っています。

あと、色んな経験をすることで、その人にしかできないことや、その人にしかない魅力が発揮できる。このことに私は興味があります。 私自身、過去に劣等感が強かったのですが、色んなきっかけや周りの人との関わって変わったと思っています。

以前の私はとても内向的で、指摘され続けることで心が折られてしまうこともありました。そういった環境で磨かれる人もいますが、自信がなくなったり潰れてしまう人も多いと思います。 でも、その人ならではの強みや良さを見つけてあげることや、伸ばしてあげられることを、私は対応していきたいと思っています。

今回訪問した企業

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フリーランス数

フリーランス:1~20人

事業内容

営業支援事業、BtoB、toC企業の営業代行支援、コンサルティング業務